真夜中の訪問者

ごまちゃん

2006年01月28日 14:46

ここは、眼下がすぐ海のキャンプ場。







月明かりの反射する夜の海。


時折、聞こえる貨物船の汽笛。


テントの中で、相変わらず、眠れない夜を迎えていた。


それでも、夢の中に意識が行ったり来たり。。。


そして。。。


その訪問者は、突如と私を現実に呼び起こしたのだ。


ガサガサ


テントの周りから???

テントのナイロン質を登れずに、あがいている???

ガサガサ


途中まで、登れたやつもいるらしい。

一匹じゃなさそう。。。

テントの周りをグルグル回っているやつもいる。



ガサガサ


何???


目を開けるのが怖い。


何???

テントの上まで、登ってみなさいよ。できないくせに。。。


私は、その音に一喜一憂していた。



まだ、帰らないの???

もうすぐ夜明けじゃないの???

まだ、夜中???


恐る恐る目を開けてみた。

月明かりに、大きく影をうつした、それは。。。

足がたくさんあるようだ。

ここは、海。


カニ?!


そんなに、大勢で来なくても~!

テントって、そんなに興味があったの~?!

蜘蛛きらいの私には、カニは紙一重なんだから~!



正体のわかった私は、もう一度寝る努力をしてみた。


薄明るい夜明け前に。。。


P.S 海際のキャンプ場は、カニに襲われるかも~~!

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